上海蟹食べたい

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「イット・フォローズ」の感想

自分の考え方なり思想をつらつら書いても、なんだか面白い記事にならないことがわかってきたので、ちゃんとブログっぽく「映画の感想」を書きます。

昨日おすすめされたのは、アメリカのホラー「イット・フォローズ」です。


2016/1/8(金)公開『イット・フォローズ』予告編

ホラー好きな俺としては黙ってられません。結論としては、ちゃんと怖かったし、ちゃんと凝ってました。

不気味な絵面

主人公のジェイは、ホラー映画の主人公らしく怪奇現象に悩まされます。その悩みの種は「ゆっくり歩いてくる人」です。

ジェイは最初から最後まで、「追いつかれると殺される」ことがわかっている「謎のゆっくり歩いてくる人」から逃げ惑います。

この「ゆっくり」ってのがミソで、最近のゾンビときたらダッシュで追いかけて来たり、飛んだりはねたり落ち着きません。

でも「イットフォローズ」内で襲ってくる「謎の人」たちは全然走りません。ゆっくり来る。だから逃げようと思えば逃げられる。でもどこでもいる。またゆっくり来る。イコール怖い。という流れです。

最近の見た目華やかで、でっかい音で怖がらせる映画と違い、ゆっくり静かにやってくる様は面白かったです。

「ゆっくり歩く」と低予算になる

ゆっくり歩くのには、なんか不気味なこと以外にもメリットがあります。それは、「お金がかからない」ということです。派手なアクションもないので誰でもできて、変にCG使う必要もない。結果とても安く仕上げることができます。

ホラー映画はいつだって低予算映画のターゲットになります。なぜなら、一つのアイデアで「怖く」=「面白く」なるから。

イットフォローズで僕が一番評価してるのは、このアイデアです。

たくさん映画を見てくると、何度か「またか…」と思うものがあります。いい映画はその隙間をかいくぐって、新しい映像を見せてくれます。時たまお金をかけないで。願わくば、新人監督にたくさん良いアイデアで出てきてほしいですね。