何も残らない映画について
そういえば今日、会社で「見ても何も残らない映画」の話をしたので、それについて書きます。結構ぐったりしてるけど、がんばって考えます!
ファニーゲーム
今日は「ファニーゲーム」という映画の話を皆でしました。
僕もしっかり覚えてないものの、すごく胸糞悪い映画だということは覚えています。特に終盤の展開。「やったか!」と思ったら…というやつ。
あの映画の途中の展開あんまり思い出せないことからも、何も残らないことがよく現れてますよね。
映画からできれば何かを得たい「気付き」とか
映画を見て、僕たちはできれば何かを得たいと思ってます。人の感情のゆらぎとかみたいです。見たこと無いアクションシーンとか見て、感動したいです。できれば。
でもファニーゲームは何も得られません。でも面白い。時間の無駄…?
無駄は快感…?
もしかしたら、時間を無駄に浪費していることへ快感を覚えているのかもしれません。
あれと同じです。すごく体に悪いジャンクフードの方が美味しいみたいな。すごい栄養満点な物の方が味気なかったりするみたいな。
ただ怠惰に過ごすのは、ある種快感なのかも。
でも良いんです。僕はよく覚えてます。舞城王太郎の「淵の王」の中で、第二部の主人公の姉のセリフにこんなのがありました。
「まあいろいろ試してみれば?人生で一番避けるべきは無駄を嫌うことだよ」
無駄の中にこそ、キラリと光る大事なものが隠れてるのかもしれませんよね。